産後、多くの人が悩まされる抜け毛は。産後2ヶ月位から1年位の間が多いとされています。抜け毛の原因は、女性ホルモンと深い関係があります。

 

女性ホルモンにはプロゲステロンとエストロゲンの2つがあり、エストロゲンには発毛を促進し、髪の成長をサポートする役目があります。妊娠中には2つのホルモンが増え続けるのですが、産後はエストロゲンの分泌量が急激に減少するので、抜け毛が増える傾向が見られます。エストロゲンは授乳することでも分泌量が抑制されるので、母乳育児の場合は卒乳してホルモンバランスが整えられるまでは抜け毛が多くなりがちです。それでも女性ですから、身だしなみには気をつけたいものです。少しでも抜け毛を減らすための対策を3つ紹介します。

 

1)食事

 まずは食生活ですが、バランスのとれた食事をすることが大切になります。大切な赤ちゃんを育てるためには当然のことですが、髪のためにも大切です。出産後は家事だけでなく、赤ちゃんのお世話もあり、とかく食事が疎かになりがちです。大豆製品などに含まれる髪の材料となるタンパク質、牡蠣などに含まれる髪の合成に関わる亜鉛、ナッツ類などに含まれる血流をよくするビタミンE、レバーなど髪に栄養を運ぶために必要な鉄を積極的に取り入れるようにしましょう。同時に脂っこい食事や冷たいものを控えて、バランスのよい和食中心の食事を心がけようにしましょう。

2)睡眠

 睡眠も抜け毛予防にとって大切な要素です。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減り、髪の成長を妨げます。また、睡眠不足になると鉄の吸収が悪くので貧血になり、髪にまで栄養が行き届かなくなって抜け毛につながります。ですから、睡眠不足にならないような生活を心がけるようにしましょう。

 

3)ストレス

 授乳中は寝不足だったり、食事がなかなかできないなどの理由でストレスが溜まりやすいものです。エストロゲンの分泌が少ないことで心を穏やかにさせる作用のあるセロトニン働きも悪くなり、一段とストレスが溜まりやすい状態にあると言えます。ストレスは抜け毛には大敵です。ストレス解消にも努めましょう。

 

 母乳育児中の抜け毛は、ホルモンバランスの乱れと共に、日頃の生活習慣が深く関わっています。卒乳すればホルモンバランスが整って抜け毛は減少するはずですが、授乳中もバランスのとれた食事、良質な睡眠、ストレスを溜めないことで抜け毛は減らせます。プラスして頭皮環境を整えると、一段と抜け毛予防の効果を上げることができます。育児で忙しかったり、疲れていたりするとシャンプーも雑になりがちですが、清潔にして、頭皮の血流をよくすることが大切です。正しいシャンプーのコツは、シャンプーを使う前に髪をぬるま湯で丁寧に流すこと、刺激の少ないシャンプーをよく泡立てて、指の腹でマッサージするようにして毛穴の汚れを落とすこと、丁寧にすすぐこと、髪を生乾き状態のままにせずにドライヤーをかけることです。抜け毛を予防して、いつもきれいでいたいですね。